こんにちは、ささやまのどかです。
さっきまでゴールデンウイークのことを書いていたんですが…。
絵本作家のかこさとしさんが、92歳で亡くなられたニュースを見てショックを受けました。変更。
かこさとしさんの絵本のことを書きます!(T_T)
「だるまちゃんとうさぎちゃん」かこさとし
1972年、月刊「こどものとも」で発行。
今はちょっと季節じゃないけど、冬には最高!大好きな絵本の1つです。
だるまちゃんと妹のだるまこちゃんが、うさぎちゃんとうさぎこちゃんと雪遊びをするお話です。
絵本のお話の中に自然と、
ゆきうさぎの作り方、うさぎの手袋人形の作り方、
うさぎナプキンの折り方、りんごのウサギとダルマの作り方、
新聞紙で作るうさぎ帽子の折り方、
等々出てくるので、実際に子供とやってみたくなります。
というかやらされます。
我が家も何度も、ダルマりんごとウサギりんごを食べ、うさぎ帽子を新聞紙で作りました。
絵本の中には、「ざとういち」や「たんげさぜん」なんて言葉も出てきて、本の中でだるまちゃんが説明してくれます。植物の名前とかも。
ハートフルなお話にほっこりするとともに、読んだらちょっと物知りになれる、そんな絵本です。
この本はだるまちゃんシリーズの1冊で、他にもたくさんありますよ~。
有名どころで「だるまちゃんとてんぐちゃん」。
子供の頃読んで、てんぐの様な葉っぱで遊んだ思い出があります。
そう、どれも実際にやってみたくなるんです!
全部は読めてないんですが、「だるまちゃんとかみなりちゃん」「だるまちゃんとやまんめちゃん」等は私も読んだことがあります。
どれも可愛いですよ~。(*^-^*)
お次はこれ!
あまりにも有名!
「からすのパンやさん」かこさとし
1973年初版。
たくさんのカラスと、たくさんのパンが出てきます。
そのパンがまあ美味しそうで!
子供の頃はたくさんのパンがのったページを夢中で見て、ママになったらどのパンが食べたいかを子供達と言いあう、幸せな時間をくれた絵本です。
かこさとしさんが、あとがきでこう書かれていました。
舞踊に関心をお持ちの方なら、きっと知っておられると思いますが、ソビエトにモイセーエフ舞踊団というのがあります。
(中略)
わたしはそのみごとな内容に、芸術的な香気にうたいあげた素晴らしい演出よりも、そこに登場する兵士・農民・労働者・老弱男女の一人ひとりの人物描写が、こころにくいまでに人間的なふくらみとこまやかさで舞踊的にえがきつくされていることに、ひどく心をうたれました。
個々の生きた人物描写と全体への総合化の大事なことを、わたしはモイセーエフから学び、さて、からすの一羽一羽に試みてみたのがこの作品です。
どうか、そんなわけですので、もう一度からすたちの表情をみて笑ってください。
こんな文章を読むと、ちょっと泣けてくるじゃないですか。
次女にかこさとしさんが亡くなられたことを話したら、涙ぽろぽろ泣いてました。
長女も「もうかこさとしさんの新しい絵本が読めないの?」と寂しがっていました。
久しぶりに、次女とからすのぱんやさんを読みました。
ぱんやさんに大勢のからす達(お客さん、消防車、救急車、警察官、記者、やじうま客)がどんどん押し寄せる場面は、最高に盛り上がります!
そして一羽一羽、からすのお顔が違います。
最後にもう一冊。
「どろぼうがっこう」かこさとし
ちょっとどんくさい泥棒の生徒たちが、どろぼうの学校に通います。
生徒を叱る泥棒の先生もお間抜けです。
どろぼうならではの宿題や遠足のお話が出てきます。
これは長女と楽しく読みました。悪そうで可愛くて愉快な絵本です。
まだ読んでいない科学絵本も読みたいなぁ…。
かこさとしさん、何度も読みたい絵本を生み出してくださって、本当にありがとうございました。
天国から、かこさとしさんの絵本を読む人の笑顔を、たくさん見ていただきたいです。