こんちには!
先日、花まる学習会、相澤樹先生の講演会を聞いてきました。
現在、花まる学習会の関西ブロック部門長をされている方で、4歳児~小6までの子ども達の指導や保護者へのサポート、人材育成、採用等、教育に携わる色々なお仕事をされてきたそうです。ご自身もまた、小さな娘さんのお父さんです。
ためになる話、なるほどと思う話、我が家はもう手遅れか?と思う話、色々と聞かせていただくことができました。
講習会の内容
あまり詳しくは書けませんが、
・就職する年齢までにこれらができていたら大丈夫という内容
・その年齢までにやっておくべきこと
・伸び悩む子の共通項
・あと伸びする子の共通項
などを分かりやすく話して下さいました。
まずは体力、次に精神力、そして継続力。これらの力があれば、企業側も3年は育てる期間のつもりで採用するから、後はなんとかなるとのこと。
これらの力をつける為には、
・学校を安易に休ませない、早寝早起き、汗をかける体を作る。
・中学、高校と、一貫してクラブなり何か頑張り続ける。
・失敗、もめごとの経験を積む。
・親は話を聞くだけ。介入しない。(ただし、いじめは別問題。大人が入り問題解決に向かう)
・他人の評価を気にせず、自分軸を持つ。…行った先で幸せになる力をもつ。
伸び悩む子の共通項は、嫉妬が6~7割。あとは、自分に否定的な暗示をかける口癖、夜型になっている、など。
あと伸びする子の共通項は、静かなものに能動的に入っていける集中力がある、ユーモアセンスがある、テストの結果が分かった時どこが間違ったかに注力できる、あいさつができる、など。親は過度に干渉せず、子どもと同じ方向を見る。あまり向き合わない方がいい、とのことでした。
これらの内容を、具体例をあげ、分かりやすく面白く話して下さいました。
相澤先生の体験談
(お話を省略しながら書きました。内容は笑える場面もたくさんあって聞きやすかったです。下記内容は引用部分です)
きょうだいとのこと
自分は第1子で、下に2人のきょうだいがいます。3歳まで一人っ子で愛情を一身に受けてきたのが、妹が生まれたことで親がかける時間が半分になり、我慢するようになりました。
兄としては妹は可愛いし、お兄ちゃんらしくしないといけないと思っていました。
そんな時、親から無理やりやらされたスイミング。嫌々やっている自分と、楽しんでやる妹。常に追い抜かれるんじゃないかという不安があり、妹はライバルとなりました。そしてついに追い抜かされる日がやってきました。この時、嫉妬もあり、元々嫌々やっていたスイミングを頑張る気持ちはさらになくなりました。
親が第一子に対して気をつけたいこと
習い事をさせるなら、お互い比べなくてもいい配慮をしてあげる、同じ習い事でも、時間や曜日をずらすなど、切るカードをたくさん持つことをおすすめします。第一子のプライドも大切にしてあげて下さい。
第一子は「頑張ってるね」よりも「ありがとう」が嬉しい。
…第一子はなんだかんだで優しいです。面倒見がいい。自然と年下の子達の面倒をみてくれるのは第一子が多いです。その時に「本当に助かる!ありがとう」と心から感謝されるのは嬉しいのです。
第一子は少し特別扱いされると嬉しい。
…きょうだいはジュースの量がほんの少し違うだけでもケンカになります。そんな時は上の子に少し量を多くしてあげて下さい。お兄ちゃん(お姉ちゃん)だからね、と。下の子には、あなたも同じ年になったら同じようにするからねと。
…第一子は、なんだかんだで我慢する場面が多いものです。そんな時、お母さんが「いつもありがとう。今度2人だけで遊ぼう。美味しい物でも食べに行こう。」と言ってみて下さい。それが実現しなくても、上の子はそれだけで普段の我慢が報われます。
思春期に気をつけたいこと
親に養われているという事を分からせる。
思春期にさしかかると、男の子は特に力も強くなり、勉強内容は親にとっても難しくなり、だんだんと親を超えるようになってきます。
私も高校時代は反抗期で、結果の悪いテストは親には見せず、母親にも反抗的な言葉を使っていました。すると母親は、ケンカ中は食事を与えず、お弁当の中身も白ご飯にハート型の桜でんぶをかけ、私が学校で弁当を広げられないようにしてきました。兵糧攻めです。お腹がすいてついに耐え切れなくなった私は、母親に謝りました。
後で聞くと、母は父に相談していたそうです。父は、テストの成績よりも母に対しての反抗的な言葉使いや態度を問題と感じ、兵糧攻めすることで、親に養ってもらっている、という立場を私に理解させました。
子どもにそれを分からせる事は、とても大事なことだと思います。
(ここまでが引用部分です)
私の感想
体験談がやはり印象に残りました。
講演会って、内容は本当になるほどと思うし新しい発見もあるし、教育や子育ての具体的な勉強になります。
でも一方で私は、“そんな事言ったって、親も人間だし子育ては一人一人違うし、理想通りにはいかないよー!”と心のどこかで思ってしまう部分もあります。
そんな中、やっぱりご自身の子供時代の親御さんとの体験談、今の幼いお子さんとのお話、実際に勉強を教えてこられた子供たちのお話が、一番共感できるし心にグッときました。(今回は相澤先生が子どもの頃の、親御さんとの体験談を引用させていただきました。他の体験談も面白かったです!)
教科書通りにはいかない子育て。でも愛情をもって時には厳しく、時にはユーモアをもって、あの手この手で大事なことを伝えるのが親の仕事なんだな~と思いました。
そしてやはり直接聞くと、情熱や人柄が伝わってきます!勿論全ては分かりませんが、経験豊かで熱い先生なんだなという印象でした。最後の方は、もっと聞きたかったなという気持ちになりました。
皆さんも機会があったらぜひ、実際の講演を聞かれてみて下さい!
(^^)
私には耳の痛い内容も多かったのですが、教わったことを一つでも実践して、また自分も子育て体験を書いていけたらなーと思っています。
「花まる学習会、相澤樹先生の講演会を聞いた話」でした!