私は物を捨てることに“もったいない”と罪悪感を感じてしまうし、面倒くさがりだし、紙袋も何でも“いつか使うかも”ととりあえず置いといてしまうし、片付けの苦手な人間です。なので、必要に迫られた時は片付けますが、置き場所があればどうしても色々と物を溜めこんでしまいます。
なのでお片付けは永遠のテーマで興味もあり、自分自身なんとかしようと、収納や整理整頓のお片付け本や雑誌はよく読みました。昔は近藤典子さん、最近でいうとこんまり(近藤麻理恵)さんとか。お片付け、お掃除、インテリアのブログも、見るのは大好きです。キッチンリセット、美しい料理のつくりおき、必要で好きな物だけの心地いい空間、憧れるものはたくさん、たくさん。
いつか理想通りの家にと思いながら、一応少しずついらない物の処分はしてきました。さりとてなかなか思うようにはいかず…。
ほら、子どもがいるとどんどん成長して物の新陳代謝も激しいから、それに追いつかなかったりするじゃないですか…と言い訳。
そんな時、半年位前にドキュメンタリー好きの知人から、おすすめのテレビ番組を教えてもらいました。
BS朝日で水曜夜9時から放送されている「ウチ、断捨離しました」。
断捨離提唱者のやましたひでこさんが、依頼があったご家庭の断捨離をお手伝いする番組です。
私の勝手なイメージだったんですが、“断捨離”ってなんとなく“捨てろ捨てろ”と言われてる気になって正直そんなに好きになれなかったんですね。。自分も使わない物は捨てなきゃと思ってるんですけど。
でも番組を見ていると、自分が思っていたイメージとは違いました。
捨てることが目的ではなく、必要な物や今の自分が欲しい物を身の回りに置く為に、不要な物を処分し、必要な物を入れる。住む人にとって風通しの良い家にする。自分はどんな生活がしたいのかを考える。そういう意味だったんだなと思いました。
番組内で実際にやる事は、依頼者の家にある不用品の処分なんですが、番組を見ているとまるでカウンセリングのようです。依頼者のこだわりや根本の悩みは何なのか、そのご家族の人間関係はどうなのか。物を捨てるか残すかを考えると、そこに辿り着いていくんです。不思議と最後には依頼者の表情が変わっている。たぶんこれからの人生も、今までより前を向いていくんだろうなという終わり方になるんです。不思議。
例えば私が勉強になったのは、
・保留 →考えない→思考停止
・捨てる→考える →前進する
・物軸で考えると…まだ使えるかどうか。
・自分軸で考えると…自分がこれからの人生で使うか、使いたいか。
・加点法で考える…80点でも60点でも、自分ができた部分を見る。 →自信に繋がる
分かっている方には当たり前のことかもしれないけれど、私は改めてナルホド、そうだなと思いました。
この番組を見て、私もずっと放ったらかしだったキッチン周りを片付け始めました。夫に「カオスだね。」と言われていた棚。前に病院で貰った子どもの薬(期限切れ)やら、捨てないといけない物がたくさんありました。とにかく溜めていた割りばしも適量を残して捨てたりして、カラトリーが取り出しやすくなりました。
まだまだ、子どもが幼稚園時代のお弁当箱とか、たぶん使わないのに処分できていない物もあるけれど、前に比べるとかなりスッキリしました。
でね、その知人の知り合いの方がやましたひでこさんのお弟子さん?に断捨離お手伝いの依頼をされたそうでね、一番最初に片付けをすすめられたの、どこだと思いますか?
私は、玄関?とかリビング?とか想像したんだけど違いました。
冷蔵庫の中身でした。
わりと取り掛かりやすく、短時間で片付くからとか…。毎日使うしね。
私も冷蔵庫とキッチンを片付けたら、料理もやりやすくなったので、頭もちょっとスッキリした気がします。
あとねあとね、番組と同じで、課題を与えられるんですって。1か月後とかにもう一度来られるのかな?課題は何だと思いますか?
1日1つ、いらない物を捨てること
だそうです。
なんと、それを教えてくれた知人も1日1つ処分を実行して、1カ月半続いているそうです。知人は毎朝1つ、もう使わない物を見つけて処分してから仕事に出かけるそうです。
ただ私は、どちらかというと1部分を一気にやってしまいたい派なので、部分的にやっつけていきたいなと思っています。
でも毎日忙しくて短い時間しかとれない方には、すごく良い方法じゃないかな。
そんなことで、自分も他の部分の片付けに取り掛かりたいと思っています。
番組は意外と深いですが、単純に色々な方のお家を見るだけでも楽しいし、片付くとまるで自分の家が片付いたかのようにスッキリ気分になれるし、お片付けのやる気も出るので、見ていて楽しいですよ。
(^-^)