12月7日、中学生の長女と初めてジョギングをしました。
事の発端は、リビングでの家族の会話。
なにげなく夫と私と長女でマラソンや持久走の話をしていたのです。
長女の学校では持久走をしているのか聞いたら、“体育で12分間最初に走るけど、いつも最後は歩いている”とのこと。
夫と私は「⁈」となりました。
長女はどちらかというと生真面目な子です。怠けて歩くとは考えにくい。
訳を聞くと、最初は頑張って走るが最後は息が苦しくなり走れなくなる、と。
長女は小児喘息だったので、確かに小学生の頃からマラソンはしんどそうでした。
でも最近は随分マシになったし、いつも歩く体力や距離を考えると12分間は普通に走れるはず。
そういえば「持久走は嫌い。すぐ終わる短距離の方が好き。」と言っていたなぁ。
持久走の走り方を知らないからかな?と思いました。
といっても、私が知っているのも子どもの頃に教わった
・呼吸は2回すって2回はく、スッスッハッハッ。
・最初は歩くような速さでいいからとにかく最後まで走って、自分のペースが掴めたら徐々にスピードを上げていく。
この2つ。
今は違うんかなとネットで調べたら、呼吸方法は色々書いてあったけど、今もそう変わりなさそうです。
長女に、小学生の時に持久走の走り方を教わらなかったか聞いたところ、“最初からとばしたら後がしんどい”ことしか言われていない、と。
まぁ長女も、自分で調べるなり考えるなり聞くなりすればいいんだけど、そうかー。うーん。もっと早く教えてあげれば良かったなぁ。
休日に、この2つの方法で一緒に走ってみようよと強く誘ってみました。
長女は私と一緒ならと渋々承諾。
私も運動は苦手だけど長女の為です。せめて歩かずに走りきれるようになってほしい。持久走の中に、しんどい中にもちょっとした気持ちよさがあるのを知ってほしい。
そんな訳で、とりあえず近所まわりを15分間、歩くような速さでスッスッハッハッの呼吸法で2人で走ってみました。
私は片手にスマホを持って、時々時間を知らせます。
この日はまだそんなに寒くなくて、空気が澄んで気持ちいいジョギング日和でした。
最初は不安そうな長女。
“意外と気持ちいいね”と声をかけると、長女はスッスッハッハッと息をしながら頷きます。
遅めの紅葉もまだまだ綺麗で。
フェンスからぴょこぴょこ飛び出た葉っぱが可愛いかったのです。
15分間、長女は歩くことなく走り切りました。
“しんどい?大丈夫?”と声をかけると
“全然しんどくない。これなら走れる、気持ちいい。もっと走れたかも。”と笑顔で答えます。
あぁ良かった。これからどんどん走れるようになるよ。持久走はやり続けたら伸びるからね~。なんて話して、翌日の日曜日も走ることになりました。
翌日、すっかり体がボロッとなった私は
「先に走って…。」
と早々に長女にスマホを託しました。
どんどん、小さくなっていく背中。良かった、良かった。もう大丈夫。
後は私が鍛えようと、又歩くような速さで15分間走りきったのでした。
赤から黄色のグラデーション。
真ん中の色が違います。
目の保養にもなったジョギング。
できれば毎週ジョギングしたいねと、長女と話しています。