お誕生日の次女の呟き
先日、次女のお誕生日だったんです。
非常事態宣言地域だし、プレゼントはネットで買い、近所の美味しいケーキ屋さんでケーキを買って家族でお祝いしたんですね。ハッピーバースデーを歌って。
お誕生日会もプレゼントも楽しんでくれたし、毎年やっていることとそんなに変わりないんですけど、次女がテレビを見ながら呟きました。
「せっかくのお誕生日なのに、コロナのことばっかりだね…。」
と、しょぼんとしながら。
次女のお誕生日の時期は、春だし桜がキレイだし、世間もテレビも毎年ウキウキした雰囲気なので、落差を感じたんでしょうね。
私からは
「変わらずみんなでお祝いするから大丈夫だよ~。楽しくしようね。」と話したら、
「ウン!」と笑顔で切り替えてくれましたが、
他にも、大事なイベント日を残念な気持ちで迎える人がたくさんいるんだろうなぁと思いました。
我が家の学校行事や習い事でいえば、(小さなことかもしれませんが)次女のピアノ発表会は中止になったし、長女のトライヤルウィーク(地元の職業体験)は延期のままです。
この状況だから仕方ないのですが、二人とも楽しみにしていただけにとても残念そうでした。
お散歩コースの神社ノートに書かれていたこと
そんな時、私は地元の神社に1人で行きました。
この神社はすごく小さな神社で、少し大きなお家一軒位の敷地なんですが、近いので家族で時々お参りします。(一般人のお参りです)
子供達は長い休校中なので、天気のいい日はお散歩やジョギングに行って、その小さな神社にも毎回お参りしていたようです。
手を合わせるだけの時もあれば、たまに自分達のお小遣いの小銭を握って出かけていく日もありました。
で、拝殿横にノートが置かれているので、来られた方が色々書き残していて、私達も時々書き込んでいました。
私は“子供達は何か書いているのかな~”と思ってノートを開いたんですよね。
そしたら書いていました。
神社ノート
3/18(水)
わたしはコロナウィルスになんかまけません。
ずっと平和をまもってくれてありがとうございます。
これからもよろしくおねがいします。
次女
3/21(土)
わたしはかみさまが大~すきです。
なぜかというとかみさまはいつも見まもってくれるからです。
わたしは、かみさまがいるということをしんじています。
これからもよろしくおねがいします。
次女
4/9(水)
わたしのおたん生日、4月9日いい日にしてください。
次女
4/9(水)
おたんじょうびおめでとう。
コロナにまけずにがんばろう。
(無記名)
4/9(水)
ありがとう。あなたもコロナウィルスにかからないようにね。
次女
なんか私、これ読んでちょっとジーンとしてしまって。
次女なりに今の状況と向かい合っていて、神様に『いつも見守ってくださってありがとう』っていう感謝の気持ちがあるんだなぁと。
おまけに誕生日に書いた文章に他の知らない子供が返事を書いてくれている。字がね、子供の字だったんです。ちょっと嬉しくなってしまって。
帰宅して次女に
「神社のノートのこと、なんで教えてくれへんかったんよー。」って聞いたら、
「あ、言うの忘れてたー。でも返事めっちゃ嬉しかった。」と返ってきました。(^-^;
クサクサと乾いた気持ちになりがちな私の心に、ちょっと潤いを足してくれた出来事でした。