昨日は突然のさくらももこさんの訃報に驚きました。
さくらももこさんといえば、ちびまる子ちゃんですが、「もものかんづめ」等のエッセイや「コジコジ」も楽しく読ませてもらいました。
その中の1冊。
「憧れのまほうつかい」 さくらももこ作
昔読んだこの本に、エロール・ル・カインという方の絵のことが熱く書かれてありました。
載っている挿絵は本当に綺麗でしかも色々なタイプの絵があり、私もエロール・ル・カインの絵本が欲しくなり、買ってしまいました。
「いばらひめ」エロール・ル・カイン絵
お話の内容は「ねむりひめ」「眠れる森の美女」「いばらひめ」同じような内容だと思います。
絵は色使いが鮮やかで美しくうっとりします。
左ページに絵があり、右ページに文章があるのですが、その文章を囲むフチの絵も全部違って美しい。さくらももこさんが描く可愛らしい縁取りの絵も、エロール・ル・カインさんに影響を受けたんだなぁと感じます。
1枚1枚、絵画を観るような絵本です。
訳者は矢川澄子さん。
「アラジンと魔法のランプ」エロール・ル・カイン絵
こちらも有名なお話。アンドルー・ラングという方の再話なんですね。
先ほどとは絵のタイプが違って、中国風やインド風、日本画風な絵があったり、普通のアラビアンナイトな世界とは又ひと味違う世界観を味わうことができます。
エロール・ル・カインさんはシンガポール生まれですが、子供時代にインドや日本、香港、サイゴンを転々とした、と絵本の最後に書かれてあったので、それでなのかもしれません。
「魔術師キャッツ」エロール・ル・カイン絵
こちらは洋風な可愛らしい絵。 劇団四季で観たキャッツを思い出しつつ読みました。
お次の1冊。
「フォックスおくさまのむこえらび」エロール・ル・カイン絵
この本は子供ともよく読みました。
色々な動物が出てくるんですが、動物の絵も上手いんですよねぇ。
ふさふさで豊かなしっぽが9本もある美しいキツネが出てきます。お話はちょっと不思議系。フォックスおくさまのお付きのネコも可愛らしい。
さくらももこさんの本を読まなければ、これらの絵本を知ることもありませんでした。
「ちびまる子ちゃん」は、リボンの漫画で読んでいた世代です。
そこからアニメも見て、エッセイや他の漫画も友達と貸し借りして読んだりしました。
今は子供達と、日曜日にアニメ「ちびまる子ちゃん」を一緒に見て笑っています。
まだ、亡くなられていたことに実感がありません。
またさくらももこさんのエッセイを読みたいです。