今日はせなけいこさんの絵本のことを書きまーす。
昔からおばけ絵本で有名なせなけいこさん。
私が子供時代もその絵本は既にあって、初めて読んだのは歯医者の待ち時間。
ただでさえ怖い歯医者の待ち時間に、せなけいこ代表作、なかなか寝ない女の子がおばけに誘拐された絵本と出逢ってしまいました。
「ねないこだれだ」せなけいこ
“なになに。今まで読んだ絵本とちがう。女の子がおばけに連れて行かれる所で終わっちゃったよ。なにこれ。早く寝ないとこうなるよってこと?こわい絵本?”
その絵本は絵柄と共に強烈なインパクトを幼児の私に与えました。
でもその後、結婚して子供ができて子供とせなけいこさんの絵本を読んでいたら、なんかおばけは楽しそうで可愛らしい。
「おばけのてんぷら」せなけいこ
長女が幼稚園時代に大好きだったおばけのてんぷら。これ子供たちは大好きですねー。てんぷらを作るシーンもなかなかリアルで、おとぼけうさぎがめがねを油にいれてしまうのもご愛敬。絵も可愛くて、私が子供時代に感じた怖さは全くナシ!
「ねないこはわたし」せなけいこ
せなさんが初めてご自身の事を書いた本。
この本は以前、本屋さんでパラパラッとさわりだけ読みました。次は買って全部読もう!と思っていたのにまだそのまま。買わなくちゃ。せなさんの絵も盛りだくさん載っていて、絵本をもっと読みたくなってしまいます。
この本には「『ねないこだれだ』は、せなさんがお化けが大好きで、自分も夜はおばけと一緒に遊びたいという願望から描いた絵本だ」と書いてありました。
えー!あの描き方じゃ教育本かと勘違いされますよ。子供のトラウマになるレベルですよ。でもなんかそれを読んで、私は嬉しかったんですね。せなさんの絵本をたくさん読んでいけば、お化けが大好きなんだな~って思うんです。水木しげるさんが妖怪大好きなように、書いている人たちはその世界が大好きなんだなと納得したりして。
我が家にある、せなさんの絵本。
「くずかごおばけ」せなけいこ
これも教育本かと思っちゃう内容だよね。女の子が、嫌いなものをどんどんくずかごに入れていったら、捨てられたものがお化けになって、女の子をくずかごの中に引っ張り込むという。でも女の子はネズミの穴から抜け出して、特に困ったことにはならないという。読後に読み手が色々考えちゃうよ。
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「あめふりうさぎ」せなけいこ
これは次女が大好きな絵本。何回も一緒に読んだ、可愛らしい絵本です。
雨の日に生まれたうさぎさん、彼が泣くと雨が降る。
遠足の日に熱を出したうさぎさん。クラスメートがやってきて、窓ごしから皆で「おい!あしたないちゃだめだぞ!」「ぜったいなかないでね」「みんながめいわくするからなくな!」と口々に言う。「あーん みんながおこったー」と泣く。そりゃ泣くよ…。
まあしかし、ラストはほのぼの。世界の天気は彼にかかっている。
最近、小1の娘と読んだ絵本
「ひとつめのくに」せなけいこ
最初に「見世物小屋」って言葉が出てきて、子供に読むにはちょっとドキッとする。昔はあったんですよね…。見世物小屋の店主が1つ目の女の子をさらって見世物にしようとしますが途中でつかまって、今度は自分が「ひとつめのくに」で見世物にされてしまうというお話。
絵本はたくさんあるけれど、せなさんの絵本はパッと見たらすぐ分かる。親子で思い出を共有して読める絵本です。
せなけいこさんの絵本の話、でした!