お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」
お題にのって書いてみようと思う。
40数年生きてきて、体は強くないものの特に大きな病気はしたことがないので、
今までを振り返ってみて「死ぬかも」と思った瞬間は、やっぱり
阪神大震災の地震があった朝だと思う。
私が当時住んでいたのは大阪なので、もっと震源地に近い場所に住んでいた人からすれば何言ってんだと思われるかもしれないが、あの時はやっぱり、
“私死ぬのかな”と思った。
子供の頃に川で溺れた時も、高熱で寝込んだ時も、自転車ごと川に落ちた時も、死ぬかもとは思わなかったもんなぁ。大した経験は無いけれども。
朝、まだベッドで寝ていたら、今まで体験したことない程揺れたんだよね。ガガガガガー!!!って。下から突き上げられるような感じと共に。
揺れてる間はやっぱり動けなくて。
その当時、私の部屋は元ベランダだった場所を改装してるから、ちょっと出っ張っていたので、もう自分の中で、これは部屋ごと落ちて死ぬんじゃないかと思ったのよね。
でも、揺れがおさまって部屋は落ちていないから、良かった~と思って隣の姉の部屋に繋がるふすまを開けたら、姉は本棚の下敷きに。
寒い時期で、たくさん布団被っていた上からだから無傷で済んだけど、ガラスが割れて破片が飛び散っていたから歩くのは危なかった。
我が家がそんな状態で、屋根瓦は落ちてる部分はあるわ、家の中はそんなだわで、きっと周りも大変な事になってるだろうと思って会社には昼から出社したんだけど、みんな結構普通に来ててビックリした覚えがある。
「おぅ、朝おれへんかったから心配したで。」とか軽く言われて。
なんか自分の家だけボロかったんだろうかと、少し恥ずかしくなったり。
でも後から、うちの近所はそれなりに被害が大きかったので、断層があったのかもね、みたいな話になっていた。そう思っておこう。
あの後、結局パート勤めだった母の会社が、地震被害の為に10万円もポンと出してくれたのに、正社員だった私の会社は何もなかったのをしつこく覚えている。
とにかく、今までで死ぬかもと思ったのはその時だけ。
意外と死ぬかもって思うことは少ないし、これまでそんなに危険な目にも合わず生きてこれたんだなぁと思った。