こんにちは!
昨年の年末に絵本展「MOE40th Anniversary」 に行ってきました。
「MOE創刊40周年記念5人展」
島田ゆか・酒井駒子・ヒグチユウコ・ヨシタケシンスケ・なかやみわ 5人展
阪急梅田9階で、一般800円、中高生600円、小学生以下無料。
期間は2018年12/19~2019年1/7 (元旦は休業)
期間がもう終わってしまったんですが、チャンスがあったらもう一度行きたい位。
(*^-^*) 想像以上に素晴らしくて感動してしまいました!
関東では、春頃に行われていたみたいです。
みごたえがあって半日位使い、ちょっとヘロヘロになりました。
写真がNGだったので、文字だけでも感想を残しておきます!
行きたかった理由
MOEが好きだった
少女時代、「赤毛のアン」や「大草原の小さな家」が好きだった私は、友達からMOEの雑誌を教えてもらって、こんな雑誌があるんだ!って感動しました。絵本も勿論好きだったし、絵本だけではなくそういう特集の時もあったんですよね。
見ているだけで楽しい絵や写真がいっぱい載っていて、うっとりしました。
ただ、雑誌ってなかなか高いじゃないですか。当時の私には、760円はしんどい額だったので、一冊買ってそれを大事に置いていました。今は定価860円位みたいですね。今の私にとっても、高級な雑誌です(笑)。
自分にとっては憧れの世界だったんですね。
そんなMOEの40周年記念展。気になる~。
昔に見た阪急の絵本展が良かった
デパートって、上位階に催し会場がありますよね。
長女が3歳位の頃、しまじろうコンサートの帰りに阪急で「リサとガスパール展」をやっていたので、ちらっと見に行ったんです。
それがかなり楽しかったので、ここで好きな人の展覧会をやる時は又見に行きたいな~と思っていました。
5人の絵本作家さんのうち、3人は大好きな作家さんだった!
なにより、ここが大きいですね。
過去記事にも書いていますが、
ヨシタケさん
なかやみわさん
そして、みんな大好き「バムケロシリーズ」の島田ゆかさん。
「バムケロ」は私も子ども達も好きすぎて、ほぼ全巻そろえてしまいました。
記事も下書きに途中記事がたまっちゃってます…。
他のお二人、酒井駒子さんと、ヒグチユウコさんの事は知らなかったのですが、こちらもよくって、絵本と絵ハガキを購入してしまいました。
有名作家さんお一人だけの絵本展はちょこちょこありますが、5人の絵本展ってなかなかなくて、かなりゴージャス!
長谷川義文さんの絵も少しあったんですよ~。嬉しい。
子ども達にも見せたかった
子ども達は絵が大好きです。なので、やっぱり本物を観る機会があったら、なるべく見せてあげたい気持ちになります。
長女は葛飾北斎も大好きなので(幼児の時、耳鼻科で北斎さんの絵をたまたま見て一目ぼれ)、京都まで北斎展を観に行ったことがあります。
凄い人の多さだったけど、あの時も行って良かったなぁ。
素晴らしかったこと
作家さん達の、これまでの経緯と言葉
作家さん達のそれぞれの言葉がパネルに書かれてありました。
(※写真撮影できなかったので、私の記憶での、だいたいの内容です。)
「ずっと自分に自信がなかった。」
…あんなに絵が上手くて素敵な絵本が描けるのに。小さい頃の話も書かれていて、普通の子どもと変わらないから、逆に、自分の好きなことに没頭して無茶苦茶努力した時間があるんだろうなと思わせられる。
「会社でキャラクターを考える仕事をしていた。仕事自体は楽しかったけれど、その時のコンセプトに合わなかったら採用されないし、どうしても使い捨てにされる世界。絵本ならずっと残るし、採用されなかった“そらまめくん”はずっと大切にしていたキャラクター。」←これは、なかやみわさん
…これは本当そうだな~と。なかやみわさんが絵本を描いてくれて本当に良かった!
原画の美しさと色
原画でしな分からない美しさが、やっぱりあるんだなと思いました。
知らなかった絵本だけど、酒井駒子さんの「よるくま」。
男の子が電線を渡る絵があって、その時の夜空の色が美しい!
夫も長女も見とれていました。
絵本購入してしまいました。ステキな場面。でも、
絵本と原画とではこの夜空の美しさがやっぱり違う。
原画を観る価値ありです。
原画が出来るまでの材料と手間
絵を描くのに、使った絵具とかが書かれているんです。何種類も使って描かれているんだということに驚きます。
「ガッシュ」とか、 私みたいな素人には“お菓子かな?”って感じですが、不透明な水彩絵の具らしいです。
それを見てへ~って思うし、絵本作家さんの労力と時間を感じます。
知らなかった絵本の絵にも釘付け
酒井駒子さんは「よるくま」もですが、「ロンパーちゃんのふうせん」も素敵でした。なんでしょうね、林明子さんとかに見られる、子どもの愛しいしぐさ、動きがすごくいいんです。多くの人が、我が子の小さい時と似ていると思うんじゃないでしょうか。
ヒグチユウコさんが描く、ねこちゃんの毛一本一本の精密さと作品の量にも、圧倒されました。
大好きな絵本の原画や関係するものが見られる嬉しさ
なかやみわさんが出す、色の美しさとキャラの可愛さ、ヨシタケさんの絵の小ささ(笑)と細かさと愛らしさ、島田ゆかさんのぶーちゃんの絵が連なっていて、それだけで文字がなくてもお話が想像できて笑える。
次女なんかは特に、島田ゆかさんとヨシタケさんの絵を見つけた瞬間、大喜びでしたね。勿論、なかやみわさんも♪
( ´艸`)
その他
ヨシタケさんの走り書きが見れて、嬉しかったですね~。鉛筆書きの絵を消しゴムで消したあとなんか見るとね、本当、体温を感じて嬉しい。
作家さんの、絵本以外の作品もあったんです!造形物とかね、やっぱりその人らしさがあるし面白い。
夫が、ヨシタケさんの私物の置物(二人のお相撲さんだったかな?)に対するコメントが面白かったと教えてくれました。
「背中に大胆な塗り残しを発見、即購入。こんな人と一緒に仕事がしたい。」ってね。
確かに、わざとかな?と思う程の大胆な塗り残しがありました。(笑)
あとね、絵本キャラの元になったものの紹介も面白かったです。島田ゆかさんのぶーちゃんの元になったものとか。
酒井駒子さんが黒板に描いたチョーク絵も、すごい。
なかやみわさんが飼っているモルモットのモルちゃん。素直な名づけ方も、なかやみわさんらしくて微笑ましい。モルモット飼いたくなっちゃった。
でも一番嬉しかったのは家族の反応と言葉かもしれない
夫
夫は、子どもができるまでは絵本に興味ありませんでした。
私が絵本の素晴らしさの話をすると「早く大人になって下さい」と言ったので、私は「あ、趣味の面では分かり合えないかも。」と思っていました。
今回も夫には「私の趣味に付き合わせて悪いかな~。」と思っていたんです。でも思いのほか熱心に見てくれて、感心してくれて、感想も言ってくれるから、
私「興味ないかと思ってた。」と言ったら、
夫「昔は絵本の良さに気付いてなかっただけ。」と言いました。
嬉しかったですね。
(*^-^*)
夫を誘ったのは私が絵本展をじっくり観たいから、次女が飽きた時に連れだして遊んでもらう為でした…。夫もゆっくり観たがっていたのに、ごめんね。
長女
長女は「よるくま」の夜空の絵が、原画では、筆あとが見えたり、色々な色を使っているのが分かったり、やっぱり印刷された物とは違うのが分かって、すごいと思った!って言ってくれたんですね。
それまでは正直、原画展なんて、絵本見るのと一緒じゃないのかと思っていたと。
色々心を動かされる個所があって、原画展ってすごくいいんだね!又行きたい!と言ってくれて、色々なことを感じ取ってくれたことがほんま嬉しかったですね。
次女
次女はね、もっとすぐ飽きるかと思ったけど、楽しそうに観てくれているだけで嬉しかったです。
(^^)
おみやげ…。
ケロちゃんのぬいぐるみ(次女のおねだり)、ケロちゃんタオル掛け、絵ハガキ、マスキングテープ、付箋メモ、等々…。散財してしまった。
こういう時「せっかくやから欲しいの買っとき、買っとき。」と言ってくれる夫です。いつもありがとう。